本当の気持ちを言えない子どもたちのために

最終更新: 2018年8月16日

ACT8では,【気持ちを伝え合うこと】を大切にしています。


子どもたちは,大人の反応を見て,

「伝えても大丈夫な気持ち(OKな気持ち)」と

「伝えてはいけない気持ち(NGな気持ち)」を

学習していることがあります。


たとえば,「うれしかった」「楽しかった」などのポジティブな気持ちは,

周囲に伝えると,「よかったね!」と良い気分で共有してもらえます。


でもそれが,「面倒くさい」とか「イライラしている」といった内容の場合は,

「そんなこと言わないでやろうよ」とか,

「そういうことは言ってほしくないな」など,

たとえ叱られなかったとしても,やんわりと気持ちを否定されてしまいます。


子どもたちが,ネガティブな気持ちを伝える場合でも,

「悲しかった」 「嫌な気持ちになった」など,

受け身な表現の時は,優しくしてもらえることが多いです。


その結果,本当はすごくイライラしていたのに

「○○されて悲しかったから」と言ってみたり,

本当は行きたくないのに,担任の先生から体育祭に誘われて

「行きます」と答えてしまったり。


大人に好かれるような表現を使うことで,本心を隠してしまう子どもたち。


でも残念なことに,多くの場合,

大人たちは,彼らの言葉が本心ではないことに気づいていません。


本心ではないので,何度話しをしても,同じ行動問題を繰り返してしまいます。


本当の気持ちを言ってもいいんだよ。

そういう気持ちになるのは,悪いことではないんだよ。

誰だって怒ったり,イライラしたりしてしまうことがあるんだよ。


そう伝えたくて,ACT8では,場面イラストとおにぎり顔を使って,

<こんな時,どんな顔(気持ち)になる?>と,

同じ場面でも,人によって感じ方が違うことを視覚的に学ぶ機会を設けています。

大人もビックリ!するくらい,いろいろな感じ方,考え方が出てきます。


そういう体験を重ねながら,(他にも色々な場面で働きかけますが)


思っていることを,安心して言うことができるようになってほしい。

そう願っています。