Aくんは,お昼寝のたびにコットの上でピョンピョン跳びはねて,
なかなか寝てくれません。
Aくんに入る刺激が,すこしでも少なくなるように,
壁際にコットを置いてみたり
イレクターで囲ってみたり
早くから静かに眠れる子たちにそばに寝てもらったり
もちろん,コットの上でジャンプしない約束もしました。
思いつく限りの工夫をたのですが,
でも,やっぱりコットの上でピョンピョン跳ねるのはなくなりません。
大人が横につくと,すぐに静かになって眠ります。
でも,人手が足りないので,最初から横につくのは無理です。
そこで。Aくんが落ち着いて横になっているときに,
ニコニコのおにぎり顔を見せました。
すると, Aくんがコットでピョンピョン跳びはねているときに
「先生悲しいなー」と涙目のおにぎり顔を見せるだけで Aくんは,
慌ててコットに横になって眠るようになりました。
どんな環境調整よりも, どんな約束よりも
おにぎり顔で先生の気持ちを示すことが一番効果がありました。
相手の気持ちが分かるって,大事なことなんですね。
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